「ホームページはあるのに、問い合わせがまったく来ない」——
中小企業の経営者の方から、いちばん多くいただくご相談です。じつは株式会社カナウプラスの自社サイトも、リニューアル前は反響がゼロでした。
そこで、サービスと強みを前に出したサイトに作り直したところ、公開から約1か月でフォームからご相談をいただき、ご契約につながりました。
この記事では、その経験と、ウェブ解析士として多くのサイトを見てきた知識をもとに、ホームページの問い合わせを増やす方法を「来ない原因」から順番に解説します。専門用語は、できるだけかみくだいてお伝えします。
✅ ホームページの問い合わせを増やす方法を3行で
- まず原因を3つに切り分ける。「キーワードのずれ」「見つけてもらえない」「入口の弱さ」のどれが課題かを確かめます。
- 反響の数は「訪問数×成約率」の計算式で考える。どちらが足りないかで、増やす方法が変わります。
- サービス・実績・料金を文字で見せ、ボタンとフォームを整える。当社はこの順番で、反響ゼロから約1か月で受注しました。
※株式会社カナウプラスの自社サイトの実例をもとに作成(当社調べ)
ホームページの問い合わせが増えない原因は3つ|キーワード・集客・入口の課題を切り分ける
ホームページの問い合わせが増えない原因は、大きく3つに分けられます。どれが当てはまるかで効く増やす方法がまったく変わるため、最初に切り分けることが大切です。
訪問者のニーズとキーワードのずれ・集客不足・入口の弱さ
1つ目は、狙っているキーワードが、訪問者のニーズ(本当に知りたいこと・頼みたいこと)とずれていること。
2つ目は、そもそも検索で見つけてもらえず、集客が足りないこと。
3つ目は、サイトに来てくれたユーザーが、ご相談の入口までたどり着けないことです(図2)。
図2 ホームページの問い合わせが来ない3つの原因
キーワードのずれ
検索1位でも、依頼を考えている人が使う言葉でなければ反響にならない
見つけてもらえない
検索結果の下のほうにいて、そもそも訪問されていない
入口の弱さ
サービスが分かりにくい、ボタンが見つからない、フォームが面倒
※株式会社カナウプラス作成
施策から選ぶと遠回りになる理由と原因から選ぶメリット
「SNSを始めよう」「広告を出そう」と施策から選ぶと、原因に合っていない場合はコストと時間ばかりかかってしまいます。たとえば入口が弱いまま広告で人を集めても、反響はほとんど増えません。
原因を決めてから施策を選べば、むだな出費を抑えられ、社内の業務の負担も小さくすみます。これが、遠回りしない増やす方法です。
問い合わせを増やす方法の基本は計算式で考える|訪問数×成約率のどちらが課題か
ホームページの反響の数は、「サイトに来た人の数(訪問数)」と「そのうち連絡をくれた人の割合(成約率)」のかけ算で決まります。この割合は、WEBの世界ではCVR(コンバージョン率)とも呼ばれます。CVRとは、訪問者のうち、申し込みやご相談など目的の行動をした人の割合という意味です。
訪問数と問い合わせ率のどちらが足りないかで打つ手が変わる
訪問数が少ないなら、原因①②の見直し、つまりキーワードとSEO対策が中心になります。訪問数はあるのに成約率が低いなら、原因③の入口を整えるのが先です(図3)。
図3 反響の数を増やす方法は計算式で考える
※例:月300人訪問×成約率1%=月3件。率を2%にすれば、訪問数が同じでも月6件(計算例)
「アクセス数を増やす」ことと「ご相談を増やす」ことは、同じではありません。Googleアナリティクスなどのツールで今の数値を見て、どちらを先に伸ばすかを決めましょう。
原因①キーワードのずれ|検索上位でも問い合わせにつながらない理由と当社の実例
検索で上位に表示されていても、そのキーワードで調べる人が依頼を考えていなければ、反響にはつながりません。当社自身が、この壁にぶつかりました。
当社コラム35本が検索3位以内でも直接のご相談はまだない
株式会社カナウプラスでは、地域名と業種を組み合わせたコラムを42本公開し、2026年10月21日の目視チェックでは35本が検索3位以内に入っていました。それでも、コラムから直接いただいたご相談は、まだありません。
一方、実際にフォームから連絡をくださったのは、「立川 MEO」で検索して当社サイトを見つけた方でした(図4)。
図4 検索の上位表示と反響のずれ(当社の実例)
| キーワードの種類 | 検索順位 | 反響 |
|---|---|---|
| 地域名×業種のコラム(42本) | 35本が3位以内 | 直接のご相談はまだなし |
| 「立川 MEO」(地域名×サービス名) | 1位・AI引用 | フォームから1件→受注 |
※コラムの順位は2026年10月21日、「立川 MEO」は2026年8月18日時点の目視チェック(当社調べ)。順位は変動します
この検証のくわしい数値は、次の記事でまとめています。
≫「SEO検証レポートvol.2|AI引用と検索順位の関係」の記事を読む(リンク先の記事に移動します)
依頼を考えている見込み客が検索する目的の言葉を狙う
この結果から、当社は「業種の言葉」よりも「目的の言葉」を狙う方針に切り替えました。たとえば「ホームページ 問い合わせ 増やす方法」のように、悩みを解決したい人が調べる言葉です。
御社でも、お客様が商品やサービスを依頼する前に、どんな言葉で調べているかを考えてみてください。業界の専門用語ではなく、お客様がふだん使う言葉で考えるのがコツです。
原因②見つけてもらえない|地域名×サービス名で問い合わせを増やす方法の入口をつくる
依頼につながるキーワードが決まっても、検索結果の下のほうにいては見てもらえません。中小企業が見つけてもらうには、「地域名×サービス名」から上位を狙うのが現実的な増やす方法です。
当社は立川SEO・立川MEOで検索1位とAI引用を獲得
株式会社カナウプラスは2026年8月13日に自社サイトをリニューアルし、8月18日には「立川 SEO」「立川 MEO」がともに検索1位となり、AIによる検索結果のまとめ(AI概要)にも引用されました。確認はシークレットモードで、立川市内ほか計3か所から行っています。なお、Googleビジネスプロフィール(Googleマップに会社の情報を載せる無料の機能)は未開設のままです(図5)。
図5 当社サイトのリニューアル前と後
リニューアル前(コーポレートサイト)
反響 0件
- 会社紹介が中心
- サービスが前に出ていない
リニューアル後(サービス中心のビジネスサイト)
約1か月で受注
- 「立川 SEO」「立川 MEO」1位・AI引用
- 実績・料金を公開
- お問い合わせ5か所・無料WEB診断7か所+追従バナー
※順位は2026年8月18日時点・当社調べ。順位は変動します
≫「立川SEOで5日で1位を獲得した方法」の記事を読む(リンク先の記事に移動します)
足元の地域で勝ってから商圏を広げるのが中小企業の近道
地域名のない「ホームページ制作」のような言葉は、全国の大手の制作会社との競争になります。まずは自社のある地域で上位を取り、地元の新規顧客に見つけてもらうことから始めましょう。
地域で実績を積んでから、となりの市や関連するサービスへ広げていくのが、中小企業にとって無理のない取り組みです。検索とGoogleマップの両方で見つけてもらうための基本は、次のページでご紹介しています。
≫「SEO対策」のページを見る(クリックでSEO対策サービスのページに移動します)
≫「MEO対策」のページを見る(クリックでMEO対策サービスのページに移動します)
原因③入口の弱さ|問い合わせを逃すデザインと分かりにくいサービス内容の改善
サイトに来てくれた人が連絡をしないのは、「何を頼める会社なのか」「頼んで大丈夫か」が伝わっていないことがほとんどです。
ご相談の多いホームページに共通する3つのつまずき
当社によくご相談いただくサイトには、共通点があります。デザインが古くスマホで見にくい、サービスの内容や特徴が分かりにくい、そしてフォームが入力しにくい、の3つです。会社紹介が中心で、サービスや料金がどこに書いてあるか分からないサイトも少なくありません。
訪問者は「自分に関係がある会社か」をすぐに判断します。最初の画面で何の会社かが伝わらないと、興味を持つ前に離れてしまう可能性が高くなります。
当社が提案するのはサービスと強みを前に出す設計
当社では、ページごとの流れとSEOの構造、ページごとに狙うキーワードを決めたうえで、サービスと強みを前に出すサイト構築をご提案しています。大事な情報は画像の中に入れずに文字で書き、実績や現場の経験など自社だけの一次情報を充実させます。文字で書くことで、検索エンジンやAIにも内容が伝わりやすくなります。
あわせて、ボタンは要所ごとに設置し、追従バナーで連絡先を見失わないようにします。
≫「ホームページ制作」のページを見る(クリックでホームページ制作サービスのページに移動します)
≫「制作実績」のページを見る(クリックで制作実績のページに移動します)
問い合わせボタンとフォームの改善(EFO)|入力のハードルを下げて成約率を向上
入口を整える仕上げが、ボタンとフォームです。フォームを入力しやすく整えることをEFO(入力フォーム最適化)といいます。訪問数を増やさなくても成約率を向上できるため、今のサイトのままでも取り組みやすい増やす方法です。
フォームの離脱率は40〜70%程度ともいわれる
フォームまで来た人の多くが、入力の途中でやめてしまいます。フォームの離脱率は40〜70%程度ともいわれ、BtoBのフォーム通過率は25〜30%程度という調査もあります(図6)。
せっかく来てくれた見込み客を逃さないためにも、フォームの見直しは効果の大きい施策です。
図6 問い合わせフォームの離脱と通過の目安(0〜100%)
フォームの離脱率(途中でやめる人)
40〜70%程度
BtoBフォームの通過率(送信まで進む人)
25〜30%程度
出典:Tetori「フォーム離脱」/才流「BtoBサイト改善」 閲覧日:2026年10月24日
今日から自分でできるボタン設置とフォームのチェック6項目
図7のチェック表で、御社のサイトを確かめてみてください。
当社のサイトでは、お問い合わせのボタンを5か所、無料WEB診断のボタンを7か所に設置し、ページを下に進むと追従バナーが出るようにしています。
図7 ボタン設置とフォームの見直しチェック6項目
- ① ボタンは要所ごとに置くサービス説明・実績・料金のすぐ後に
- ② 追従バナーで見失わせないスクロールしても連絡先が見える
- ③ 入力項目は最小限に最初の連絡に必要な項目だけ
- ④ 入力しやすくするメール欄は最初から半角英数字、スマホで押しやすく
- ⑤ 返事の早さを書く「当日中に返信」など、安心できる一言を
- ⑥ 連絡の後の流れを見せる返信・面談・見積もりまでの流れを書く
※株式会社カナウプラス作成
当社は電話番号を載せていませんが、フォームからのご連絡には基本的にその日のうちにお返事しています。載せていないのは、ロボットによる迷惑電話が増えているためで、ご連絡をいただいた後に電話番号をお伝えしています。載せるかどうかは、自社のお客様が「電話したい人」か「フォームで送りたい人」かで決めましょう。
問い合わせを増やす方法6つのメリット・デメリットと導入コストを比較
ここまでの内容をふまえて、反響を増やす方法として代表的な施策6つを比べました。どれが正解というより、原因に合ったものから選ぶのがポイントです(図8)。
図8 問い合わせを増やす方法6つのメリット・デメリットと導入コスト
| 施策 | 効く原因 | メリット | デメリット | 導入コストの目安 | 当社 |
|---|---|---|---|---|---|
| キーワードの見直し | ① | 依頼につながる人が来る | 調査と設計に手間がかかる | 低〜中 | 対応 |
| SEO対策・コラム | ①② | 広告費なしで集客が続く | 効果まで数か月かかる | 中(月額) | 対応 |
| サービスを前に出すリニューアル | ②③ | 中身・実績・料金が伝わる | 初期費用がかかる | 高(初期費用) | 対応 |
| ボタン設置・EFO | ③ | 今のサイトのまま、早く変化が出やすい | 訪問数が少ないと効果が小さい | 低 | 対応 |
| WEB広告 | ② | すぐに人を集められる | 止めると集客も止まる | 中〜高(広告費が続く) | 要相談 |
| SNS運用 | ② | ファンづくり・認知に強い | 毎日の更新が負担になりやすい | 低〜中(手間がかかる) | 要相談 |
※原因の番号は図2と同じ(①キーワードのずれ ②見つけてもらえない ③入口の弱さ)。導入コストは一般的な傾向をもとに株式会社カナウプラスが整理した目安です
当社のホームページ制作・SEO対策の料金は、すべて公開しています。
≫「料金」のページを見る(クリックで料金のページに移動します)
コラムの費用相場や、整えたサイトを止めないための日々の守りについては、次の記事でくわしく解説しています。
≫「コンテンツSEOの費用相場|記事外注と月額伴走の内訳比較」の記事を読む(リンク先の記事に移動します)
≫「ホームページ保守管理の必要性」の記事を読む(リンク先の記事に移動します)
事例|問い合わせゼロから約1か月で受注したホームページリニューアルと選ばれた決め手
当社サイトのリニューアル後、最初にフォームからご相談をくださったのは、立川駅前で店舗ビジネスを営む会社さまでした。「立川 MEO」で会社を探していたところ、当社サイトが上位に出ていたのがきっかけです。ご契約後にうかがった決め手は、図9の4つでした。
図9 お客様がカナウプラスを選んだ決め手
※ご契約いただいたお客様へのヒアリングより(社名は非公開)
地元で上位に出ていたこと(原因②)、サービスと料金が分かりやすかったこと(原因③)、そして返事が早かったこと。どれも、サイトの中身と、ご連絡の後の対応で伝わったものです。
ホームページの問い合わせを増やす方法は、特別な裏技ではなく、この積み重ねだと私たちは考えています。
≫「選ばれる理由」のページを見る(クリックでカナウプラスが選ばれる理由のページに移動します)
まとめ|ホームページの問い合わせを増やす方法は原因の切り分けから始める
- ホームページの反響が来ない原因は「キーワードのずれ」「見つけてもらえない」「入口の弱さ」の3つです。
- 反響の数は「訪問数×成約率」。どちらが足りないかで、増やす方法が変わります。
- 上位表示しても、依頼を考えている人が調べる言葉でなければ、ご相談にはつながりません。
- サービス・実績・料金を文字で見せ、ボタンとフォームを入力しやすく整えることが、増やす方法の仕上げです。
当社の自社サイトも、リニューアル前は反響ゼロでした。株式会社カナウプラスでは、御社のサイトがどの原因でつまずいているかを一緒に確かめるところから、ホームページ制作・SEO対策まで伴走します。立川のホームページ制作会社として、地元の会社さまの「社外の社内スタッフ」のような存在でありたいと考えています。
この記事の内容を自社サイトで確かめるには
反響が来ない原因は、サイトごとに違います。施策を選ぶ前に、まず今のホームページが、お客様に検索してほしい言葉で見つけてもらえる作りになっているかを確かめておくと、どこから手をつければいいかがはっきりします。無料WEB診断は初回のみ無料(2回目以降は1回50,000円・税別)です。
≫「無料WEB診断レポートのサンプル(全15ページ)」のページを見る(クリックで診断レポートのサンプルに移動します)
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この診断でわかること
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✓
お客様に検索してほしい言葉で、見つけてもらえる作りになっているか(◎〇△で判定)
※言葉が決まっていなくても大丈夫です。お任せいただければ、こちらで選びます - ✓ その言葉で上位にいる会社や、気になる同業他社(最大3社)と比べて、どこに差がついているか
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ホームページの問い合わせを増やす方法についてよくある質問
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≫「コンテンツSEOの費用相場|記事外注と月額伴走の内訳比較」の記事を読む(リンク先の記事に移動します)
【当社の実績】≫「立川SEOで5日で1位を獲得した方法」の記事を読む(リンク先の記事に移動します)
執筆・監修:株式会社カナウプラス 代表取締役 山本孝洋
広告代理店に約25年在籍し、住宅・不動産分野に精通(取締役 約10年・うち代表取締役 約7年)。
ウェブ解析士(WACA認定)/宅地建物取引士/首都圏不動産公正取引協議会 不動産広告管理者 認定。
本記事の事例とデータは、当社が自社サイトをリニューアルし、反響ゼロから受注につなげた一次情報です。
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