ホームページ・WEBサイト・ランディングページって何が違うの?

〜WEBマーケティングを始める前に知っておきたい基礎知識〜
インターネットを活用したビジネス展開が当たり前になった今、「ホームページを作りたい」「ランディングページが必要」「WEBサイトの改善をしたい」など、様々な言葉が飛び交っています。でも、これらの言葉の意味や違いを正確に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか?
今回は、株式会社カナウプラスが実際のWEBマーケティング支援の現場でもよく聞かれる「ホームページ」「WEBサイト」「ランディングページ(LP)」の違いについて、わかりやすくご紹介します。
◆「ホームページ」=WEBサイトのトップページ?
まず、「ホームページ」という言葉、日常的によく使われますよね。でも実は、これは日本独特の使い方なんです。
■ 本来の意味
英語で「homepage」と言うと、WEBサイトの「最初に表示されるページ」、つまり「トップページ」を指します。
■ 日本での使われ方
ところが日本では、「ホームページ」というと「会社のWEBサイト全体」や「ネット上の自社情報ページ」を指すことが多いのです。たとえば、「うちのホームページを見てください」と言ったとき、それはトップページだけでなく、会社概要やサービス紹介、アクセス情報などを含むWEBサイト全体を意味しています。
このように、「ホームページ」は本来の意味とは少しずれて、日本ではWEBサイト全体の通称として使われるようになっています。
◆「WEBサイト」=インターネット上の情報の集合体
「WEBサイト」は、より正確な言い方で、インターネット上に公開されている複数のWEBページの集合体です。
たとえば企業のWEBサイトなら、以下のようなページで構成されていることが一般的です。
- トップページ
- 会社概要
- サービス紹介
- お問い合わせフォーム
- ブログやお知らせ など
これらすべてのページをまとめて、「WEBサイト」と呼びます。
■ 特徴
- 多くの情報を掲載できる
- サービスごとにページを分けて詳しく紹介できる
- SEO対策にも強く、検索経由での流入を期待できる
WEBサイトは企業の顔とも言える存在で、名刺やパンフレットのような役割も果たします。
◆「ランディングページ(LP)」=1ページで完結させる広告特化型ページ
一方、「ランディングページ(LP)」はWEBサイトとは構成も目的も大きく異なります。
■ ランディングページの目的
「ランディングページ」とは、商品やサービスを“売る”ために作られた1ページ完結型のページです。基本的には広告やSNSなどのリンクから誘導され、ユーザーが最初に“着地”するページとして使われます。
■ 特徴
- 1ページで商品の魅力やベネフィットを伝えきる
- 問い合わせや購入などの「行動(=コンバージョン)」をゴールに設計
- メニューや他ページへのリンクを省き、離脱を防ぐ
つまり、ランディングページは「一撃必殺」のようなページ。
“今すぐ行動してほしい”という目的に特化したページなんです。
◆3つの違いを表で整理
用語 | 意味 | 主な役割 | ページ構成 |
---|---|---|---|
ホームページ | 日本ではWEBサイト全体を指す言葉 | 名刺代わり、自社紹介 | 複数ページ |
WEBサイト | インターネット上の情報の集合体 | 全体的な情報提供・SEO対策 | 複数ページ |
ランディングページ | 広告用の1ページ完結型ページ | 商品やサービスの販売、資料請求など | 1ページで完結 |
◆どれが必要?目的に応じて選ぼう
では、どの形式を選べばよいのでしょうか?
答えは—「目的に応じて使い分ける」—ことです。
- 会社の信頼性を高め、検索からの流入も狙いたいなら「WEBサイト」
- 広告経由でピンポイントに成果を出したいなら「ランディングページ」
- 「ホームページを作りたい」という言葉を使うときは、どちらの目的かを明確にすることが大切です。
◆まとめ:言葉の違いを理解すれば、WEB施策はもっと上手くいく
「ホームページ」「WEBサイト」「ランディングページ」――
一見似たような言葉でも、その意味や役割は全く異なります。これらの違いをしっかりと理解することで、自社のWEB施策をより効果的に展開できるようになります。
株式会社カナウプラスでは、お客様の目的や課題に合わせて、最適なWEBサイト・LPの設計や制作、運用支援を行っています。
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